2012年8月25日土曜日

そもそも発汗って・・・?


私たちの体には体温を一定に保つための機能が組み込まれています。

寒ければ「震え」、暑ければ「汗をかく」。
この当たり前のような身体の働きのお蔭で生命を維持し、
日々の生活を送ることができています。

多汗症とは切っても切れない発汗にはどのようなものでしょうか?

実は発汗には、幾つかの種類があります。

・温熱性発汗
・精神性発汗
・味覚性発汗

それが上記の3つです。

温熱性発汗とは、これまでお話ししてきた発汗のことで
気温が高い時など、体温が高くなってに出てくる汗のことです。

精神性発汗は、あなたも経験したことがあるかもしれませんが、
極度に緊張した時、怖い思いをした時・・・などに起こる発汗です。
「冷や汗」はこの精神性発汗のことを示します。

最後の「味覚性発汗」は、味覚刺激による発汗です。
辛い料理を食べた時など汗が出てきますよね。
この発汗のことを味覚性発汗と言います。

このように汗は汗でも、その発汗の理由は異なるわけです。

運動して出る汗と辛いものを食べて出る汗は、
同じものではないと言うことなんですね。

このように発汗、汗が出る・・・といっても単純ではありません。


さて、同じように多汗症にも種類があります。

それが「原発性多汗症」と「続発性多汗症」です。

・多汗症の原因となる病気を持たない方に発症するのが原発性多汗症で、
・多汗症の原因となる病気を持つ方に発症するのが続発性多汗症です。

一般に多汗症と呼ばれているのは、後者の「続発性多汗症」のことを言います。

その他にも、多汗症には・・・

・全身性多汗症
・限局性多汗症

・・・という分類の仕方もあります。


全身性多汗症というのは、多量に発汗する部位が
全身に渡っている多汗症のこと。

また、体の一部や限られた部位(例えば、手のひらなど)に
多量の汗をかくのが限局性多汗症というのですが、
この限局性多汗症については次回書きますね。

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